20代のビジネスマンは読むべし:ビジネスエリートへのキャリア戦略

 

「人生戦略」があれば、努力は有効に活かされる

※ダイヤモンド社 ビジネスエリートへのキャリア戦略 渡辺秀和著 P203 より引用

こんにちは。読書@toiletです。

読書@toiletの読書日記も兼ねて読んだ本の紹介させていただいてます。

ビジネスエリートへのキャリア戦略

本書「ビジネスエリートへのキャリア戦略」は、要するに会社員として超勝ち組になる方法のまとめ、といった書籍です。30代にして外資系投資銀行で唸るほどの年収を貰っている人、外資系企業のエグゼクティブなどのポジションを確保した人達は、もちろん能力が優れていることは当然ですが、自分のキャリア戦略がしっかりしていた、という主張です。

筆者がまず驚いたのは、著者の経歴です。

渡辺秀和

一橋大学卒業後、(株)三和総合研究所(現:三菱UFJリサーチ&コンサルティング部門に入社。プロジェクトリーダーへ同社最年少昇格。その後、キャリアコンサルタントへ転身。(株)ムービン・ストラテジック・キャリアにて、5年連続NO.1キャリアコンサルタントとして活躍。05年より同社パートナーに就任。08年、株式会社コンコードエグゼクティブグループ設立。代表取締役社長CEOに就任。ヘッドハンター・サミット2010において、採用担当者の選出で日本一のキャリアコンサルタントを決定する「日本ヘッドハンター大賞」のコンサルティング部門においてMVPを受賞。コンサルティング業界、ファンド、事業会社経営幹部へ1000人を超える相談者の転身を支援。

※ダイヤモンド社 ビジネスエリートへのキャリア戦略 著者紹介より引用

✔ 最高クラスの学歴を引っさげ、都市銀行系シンクタンクでエリート街道を爆進

✔ おそらく当時はベンチャーだった転職支援会社へ転職し数年で経営参画

✔ 更に数年後に起業し成功

つまり、ビジネスマンとして「超勝ち組」というわけです。正直、冴えない人に「ビジネスエリートへのキャリア戦略」とか語られても、聞く気になれませんが、著者のこの実績であれば「どれどれ」となりますね。まぁ実績がないのに本は出版できませんが。

ハブキャリアとしての「戦略コンサルタント」:

あまり本書の内容を暴露すると、紹介ではなく単なるネタバレになってしまうので、気をつけなければなりませんが、キーワードの一つが「戦略コンサルタント」となります。

本書で「ビジネスエリート」とは様々な意味で使われていますが、最大公約数的に定義すると「経営幹部」となります。つまり若くして外資系企業でエグゼクティブクラスのマネージャーになるということです。すべての日系企業に当てはまることはないですが、大手日系企業の大半で、30代でエグゼクティブマネージャーまで昇進することは、まずないと思うので、外資系企業としています。

本書の主張は、「日系企業で優秀な実績を残しても、いきなり外資系企業の幹部で転職できるわけではない」と述べています。正確には、そのような転職が可能な人もいるでしょうが、もっと確率を高める方法があるということです。

それがハブキャリアとして、戦略コンサルタントのキャリアを挟むということです。

日系企業 → 戦略コンサルタント → 外資系企業幹部

という具合です。

コンサルタントにも、いろいろな領域があるため、一概には言えないと思いますが、戦略コンサルタントは経営課題への取り組みを、若くして多く取り組むことが出来る職種であるため、一度経験しておくと、次のステップで幹部として採用されやすいキャリアになるということです。なるほどですね。

戦略コンサルタントは事業領域の幅も広く、場合によっては起業する際にも、身につけたスキルを活かせるため、次のステップの選択肢が広く「ハブキャリア」と、本書では呼ばれています。

4つの方向性

自身のビジネスマンとしてのキャリア戦略を立てるに当たり、ゴールを早く決めることは必須ですが、そもそも「どんなゴールがあるのかわからい」という問題があります。

そこで本書では、おおよぼ4つに分類して紹介されています。筆者の備忘録のため、筆者の感想も含めて、以下にまとめます。本書のテキストをそのまま転写するわけではないので、筆者のバイアスがかかっています。

企業経営者:

ゴールとしては最もイメージしやすい立ち位置だと思います。事業会社における経営幹部ポジションです。大手の事業会社であれば大人数の部下を率い、大きなプロジェクトで社会にインパクトを与えることも十分可能なポジションとなります。ただマネジメントと現場業務は性質が違うそうなので、万人が向いている職種ではないそうです。

ベンチャー企業経営者:

これも、ゴールとしては非常にイメージしやすいものではないでしょうか。若い方に将来の夢は・・・的な話をふると「いつかは起業して・・・」という話が出ることも多いと思います。現代では起業のハードルが非常に低くなっているため有力なゴールとなります。自らのビジョンを自らの力で実現していくため、非常に魅力的なキャリアですがリスクも大きいです。

プロフェッショナル:

コンサルやファンドなどで、専門知識を活かして活躍するポジションです。更に特定領域・特定業務における高い専門性を活かして起業する立ち位置も含まれます。事業会社に対して外部から高い専門性を提供していきますので、頼りにされ、経営者的なポジションよりも、仕事の充実感を得ることができるような気がします。ただし、自身の技術がクライアントを大いに満足させることが必須条件となります。つまり「腕」がないと。。。。

社内エキスパート:

人事・財務・法務・広報など、事業会社内において、自身の専門性を活かして活躍する立ち位置です。現実的には4つの中で、最も多いパターンではないでしょうか。逆に何かしらの領域におけるエキスパートでないと、転職において成功することは難しいと考えられます。運がいいと好条件の転職ができるかもしれませんが。

戦略と戦術が将来を大きく左右する時代になった

20年くらい前までは、人生設計において「どんな会社に入社するか」が大変に大きなウエイトを占めていました。いわく「銀行に入れば食いっぱぐれる事はない」など、転職という選択肢は一般的でなく、終身雇用・年功序列が当たり前という考え方です。しかし2018年現在、30代のビジネスマンで転職を経験していない人の割合はどれくらいでしょうか?

転職支援大手のリクナビネクストのWEBサイトでは、リクナビネクストへ登録した30代で転職したことがある人の割合は53%と、既に半数を超えており、40代・50代とその割合は高くなっていきます。

※出典:リクナビネクストhttps://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/5883/

リクナビネクストへ登録した人間に限っていますので、この割合が高めに出ると考えられますが、筆者の肌感では、やはり半数くらいが転職経験をしているのではないかと思います。

その際、何気なく転職をするのと、既に次の次のステップまで見通して転職するのとでは、その後のステージが大きく変わってくるようです。

また、転職活動においても「エージェント選び」が重要になるという印象を受けました。やはりエージェントによって、採用側企業への実績に差異があるため、満足度の高いエージェント経由の方が良い選考結果を勝ち取りやすいようです。

本記事で紹介している内容は、「ビジネスエリートへのキャリア戦略」の要約ではなく、ほんの触りです。転職で、より良いキャリアを築いていくためのメソッドは、やはり自己投資のため購入してしっかり読み込むことをお勧めします。

2014年刊行と、やや古い本ですが、内容はトレンド中心ではなく、キャリア戦略における本質的なことが多いため2018年現在でも古びていない内容だと思います。

以上、ビジネスエリートのキャリア戦略を学べたけど、転職とは無縁な筆者には、あまり意味のないことだったかなぁ、というお話でした。

■作品;「ビジネスエリートへのキャリア戦略」

■著者;渡辺秀和

■種類;ビジネス書

■刊行;2014年9月

■版元;ダイヤモンド社

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