誉田哲也:何かに迷っている人へ。背中を押してくれる「武士道シリーズ」16の言葉

こんにちは。読書@toiletです。

読書@toiletの読書日記も兼ねて読んだ本の紹介させていただいてます。

今回は、紹介しきれなかった、誉田哲也先生の「武士道シリーズ」の名言をまとめてみたいと思います。

進学、就職、転職などなど、人生の進め方や、日常生活の些細なことなど、「誰かに背中を押して欲しい」といった時に、勇気づけられるものをセレクトしました。

以下、

武士道シックスティーンより

「勝ち負けには拘らない。好きだからやる・・・ただそれだけで飛び込んでいける。あれは、一種の才能だと思いますよ。」

※文春文庫 誉田哲也著 武士道シックスティーン P240より抜粋

その① 西荻(甲本)早苗の中学時代の顧問より:好きならやる、やるのは好きだから。シンプルな行動原理ですが、真理とも言えます。問題は飛び込めるかどうか。

「でも、好きだって気持ちの方が重たかったら、そのときはもう、やるしかないんだよ。負けたっていい。失敗したっていい。やるしかないんだ。だって、好きなんだから。

※文春文庫 誉田哲也著 武士道シックスティーン P326より抜粋

その② 西荻(甲本)早苗の父より:お父さんは、一度、事業に失敗していますが、立ち直りました。その原動力は、やはり「好きだ」という気持ち。

「・・・・ってことは、だ。要は両方とも、今の自分と何かを比べて、その比較対象よりすぐれていたらいい、劣っていたら駄目と、そういう判断をしていることになる。その点においては、まったく同じってことになるだろう。・・・私は別に、それを悪いといってるんじゃないよ。ただ、それがすべてじゃ、大切なものを見失っちまうんじゃないか。それをあんたらに、いいたいんだよ。

※文春文庫 誉田哲也著 武士道シックスティーン P331より抜粋

その③ たつじいより:たつじいは、磯山香織が通う武具屋さんの店主です。「勝負に拘らず、自身の成長を励みにする行為」に関しても、結局、自分と勝負してんじゃん、という理屈ですね。もっと大事なもんがあるでしょう?ここんとこに!ここんとこに!と言っています。

「でも・・・また別の人にさ、武蔵がね、なんで『五輪書』を書いたか、考えてごらんって、言われたんだ。あたしはてっきり、武蔵は自分の創始した二天一流を、後世に残すために書いたんだとばかり思ってたから、頭こんがらがったよ。・・・でも、ここ何日かで、何回も読み返して、今は、これが正解かどうか分からないけど、武蔵は、剣術とか、兵法が、好きで好きでしょうがなかったんだろうな、って・・・」

※文春文庫 誉田哲也著 武士道シックスティーン P360より抜粋

その④ 磯山香織より:とどのつまりが、この本では、「よく考えたんだよね? すげーよく考えたんだよねぇ? で? やっぱ好きなんでしょ? 結局、好きで仕方ないんでしょ? だったらやっちゃいなよ!、飛び込んじゃいないよ! ってか、やるっきゃないっしょ!」と、全編を通して言っています。

「武士道・・・そう、言い換えてもいい。義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義、克己・・・集約すれば、世のためを思い、他人を敬い、精進を怠らない・・・そういう心得に行き当たる。最低、その三つを忘れなければ、人はどこでも、いつの時代でも生きていける。

※文春文庫 誉田哲也著 武士道シックスティーン P310より抜粋

その⑤ 磯山香織の父より:父親とは偉大なものですね。失敗しても、負けても、この三つを忘れなければ生きていけるそうです。

参考 武士道シックスティーンの記事はこちら↓

誉田哲也著 武士道シックスティーンを読んだ感想を書いています。

武士道セブンティーンより

唯一所に止めぬ工夫、是れ皆修行なり。

※文春文庫 誉田哲也著 武士道セブンティーン P10より抜粋

その⑥ 磯山香織より:これ沢庵和尚の言葉ですね。意味は、Googleさんに訊いてみて下さい!

右に左に、竹刀の物打ち辺りで遊ばれても、決して心は動かさない。動かさず、それでいてどこにもつけない。いつでも動ける。でも動かされない。そういう心で相対する。

※文春文庫 誉田哲也著 武士道セブンティーン P40より抜粋

その⑦ 磯山香織より:いつでも動けるけど、動かされない心。動かないけど、どこにも居付いていない心。そういう心で取り組めば、何事もうまく運ぶのでしょうね。

「あのね・・・本当に正しい論理っていうのは、誰にでも簡単に、すっ、て、納得できるものなんだって。逆にそうじゃない論理は、分かりづらい論理っていうのは、突き詰めるとどっか、ハタンしているものなんだって」

※文春文庫 誉田哲也著 武士道セブンティーン P263より抜粋

その⑧ 西荻緑子より:甲本(河本)早苗のお姉さんの言葉です。これいいなと思いました。小難しい理屈をつけないと始められないようなことは、止めといた方がいいかもしれません。

「試しにいつもの剣道を、木刀でやってみればよか。メンも、ドウもコテも、どこを叩いても、まず相手は死んだりせん。その代わり、一発で、戦闘能力ば奪える。・・・頭蓋骨が割れる。手首の骨が折れる。肋骨が折れる。そげな状態で、続けて戦えるとか?戦えんばい。戦ったところで、怪我がひどくなるだけたい。ばってんそれこそが、武道の目的たい。武士道の、本懐たい。」

吉野先生はゆっくりとしゃがみ、レナが取り落とした竹刀を拾った。

「剣道は、どこまでいっても・・・路上でやっても、防具がなくても、心に武士道があれば、武道たい。暴力に成り下がってはいけんし、暴力に屈してもいけん。剣道は、武道は、武士道は、相手の戦闘能力ば奪い、戦いを収める。そこが終着点たい。相手の命も、自分の命と等しい、たった一つの命・・・。さらにいえば、試合や稽古で相手をしてくれるのは敵ではなか。常に、同じ道ば歩む、同志たい。やけん礼に始まり、礼に終わる。そういうこったい」

※文春文庫 誉田哲也著 武士道セブンティーン P390~391より抜粋

その⑨ 吉野正治より:甲本(河本)早苗が福岡南高校に転校してからの、剣道部顧問の先生。本シリーズのテーマである「武士道は何か?」について解説しています。何か背中を押してくれるわけではない、、、かもしれませんが、いいお話だなと。

参考 武士道セブンティーンの記事はこちら↓

武士道エイティーンより

「あなたは、指示された現場に行って撮影するだけかもしれないけど、あなた一人を売り出すのには、本当に、たくさんの人間が動いているんだからね。陽明社だけじゃなくて、別の仕事を取るためにも、たとえ単発のチラシ仕事だって・・・あなたは顔も見たことないウチの営業マンが、靴すり減らして先方に通って、何度も頭下げて、西荻緑子を使ってくださいって・・・一つひとつ、そうやって取ってるの」

※文春文庫 誉田哲也著 武士道エイティーン P77~78より抜粋

その⑩ 吉永さんより:西荻緑子のチーフマネージャー。ちょっと恩着せがましいですが、人間は一人で立ってるわけじゃないってことですね。

あたしは、あなたといたら、きっとまた、甘えてしまうから。あなたは強いから、どんな状況でも、前に進んでいけるけど、あたしは、もともと弱いから。すごく弱いから。だから、家族とか、あなたとかね、そういう、柔らかくて、優しいものを、自分から遠ざけてないと、そうやってツッパってないと、がんばれないの。またすぐ、甘えちゃうの。

でももう、それは許されない。

あたしにも、あたしを支えてくれる人たちが、いる。今度はあたしが、その期待に、答える番なんだよーー。

※文春文庫 誉田哲也著 武士道エイティーン P91~92より抜粋

その⑪ 西荻緑子より:で、支えてくれてる人がいるのが分かると、大きな決断が出来たりするものです。

一撃で相手の戦闘能力を奪う。相手を殺すのでも、傷つけるのでもなく、また自身も無傷のまま、戦いを集結させるという、理想。そういう戦い方を習得するのが、武道。あたしたちにとっての、剣道。だから、すべてが稽古。県予選だろうと全国だろうと、一回戦だろうと結晶だろうと、それは実戦ではない。あくまでも稽古。相手も自分も一撃で暴力を無効にする、そういう一本を学ぶため、開始線に立つ。竹刀を振るう。いわば、誰もが同志。決して敵ではない。

そういう意識で相対すると、自然と戦い方も変わってくる。

無駄打ちは相手を傷つける。こっちも傷つく可能性がある。だから、打たずして攻める。こちらの攻める「気」によって相手をを充分に崩し、間違いない機会を捉えて、そこに渾身の一撃を叩き込む。

※文春文庫 誉田哲也著 武士道エイティーン P185より抜粋

その⑫ 磯山香織より:世の中、敵ばかりではない、ということです。

参考 武士道エイティーンの記事はこちら↓

武士道ジェネレーションより

「・・・しかし、それを許してきたのは、誰でスカ。悪いのは日本、日本の軍隊、そういう宣伝の、スタートは、アメリカかもしれない。しかし、それを受け入れてきたのは、誰でスカ。・・・日本人です。主張があるなら、それをするのがいい。アメリカが嘘をついているなら、日本は、それを嘘だというのがいい。しかし、それをしてこなかったのは、日本人です。あなたたちです。」

※文藝春秋 誉田哲也著 武士道ジェネレーション P218より抜粋

その⑬ ジェフ・スティーヴンスより:甲本早苗の夫である沢谷さんの友人でアメリカ人のジェフです。戦争責任の議論になった折の発言。主張することは大切ですね。

「・・・戦いってのは、そもそも理不尽なもんだろ。その理不尽に打ち勝つ『理』を、あたしたちならどうするんだ、って話さ。

※文藝春秋 誉田哲也著 武士道ジェネレーション P299より抜粋

その⑭ 磯山香織より:そうそう、仕事もそもそも理不尽なものです。それをどうするのかが重要ってお話で。

「ではなぜ、人は生きるのか・・・」

私に、訊いているのだろうか?

そんなこと分かるはずがないーー。

ひと呼吸置き、桐谷先生が続ける。

「これに、間違いのない答えをしようとすれば・・・人の一生は、死ぬまでの暇つぶしであると、いうことになりましょう。しかしそれでは、身も蓋もありません。なので私は、そういったご相談をいただいたときは必ず、なぜ生きるのかではなく、どう生きるのか、誰のために生きるのか・・・そうお考えになってはいかがかと、お答えするようにしております。

※文藝春秋 誉田哲也著 武士道ジェネレーション P303より抜粋

その⑮ 桐谷玄名より:磯山香織のお師匠さん。詮ないことばかり考えるのではなく、どう生きるか?誰のために生きるか?を考える。

「・・・人は誰もが、日一日、一日と、死に向かって生きております。その覚悟があろうとなかろうと、死は万人に等しく訪れます。ならば、その覚悟をして戦います。

※文春文庫 誉田哲也著 武士道ジェネレーション P330より抜粋

その⑯ 沢谷充也より:甲本早苗の夫です。いい覚悟です!

参考 武士道ジェネレーションの記事はこちら↓

いかがでしたでしょうか?

ちょっと背中を押しているのか、微妙なものも含まれていますが、筆者はこんな文章に触れるとモチベーションが上がります。

ぜひ、手にとって読んでみて下さい。

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